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APIとは?API連携の仕組みや活用事例について解説

「APIの連携」についてこんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?

  • API連携の仕組みがわからない
  • API連携のメリット・デメリット(リスク)がわからない
  • API連携の活用事例を知りたい

上記のような疑問や不安にお応えしていきます。

今回の記事を読めばこれがわかる!

☑️ 「API連携」の仕組み
☑️ 「API連携」のメリット・デメリット
☑️ 「API連携」の活用事例

この記事を書いている私は、ディレクターの牛込です!
今回は、「API連携」について、解説していきます。

APIとは?API連携の仕組みを解説

APIとは?API連携って何?

APIとは「ソフトウェアやプログラム、Webサービス同士をつなぐインターフェースのこと」です。
インターフェースとは、異なる2つのものをつなぐための「接点」や「仲介者」のことを指します。
たとえばパソコンとマウスをつなぐUSBもインターフェースの一つです。
APIは、ソフトウェアやプログラム同士をつなぐインターフェースです。
このAPIを介して、ソフトウェア同士の機能を連携することを「API連携」といいます。

API連携の仕組み

API連携は、サービスの利用者側が行う「リクエスト(要求)」と提供側が行う「レスポンス(応答)」で成立します。

サービスの提供側は、API連携のために、事前にどのようなリクエストに対して、
どのようなレスポンスを返すのか、あらかじめルールを設定しなければなりません。
そして、サービスの利用者側はそのルールに則り、コードを作成することでAPI連携をさせることができます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
API連携の簡単な日常生活での例として、あなたがランチを食べにレストランに行ったとします。ウェイターがあなたのところに来て、メニューを渡します。あなたはメニューの中から、商品を選んで注文(リクエスト)します。
すると、ウェイターがキッチンに注文(リクエスト)を伝え、キッチンから商品(レスポンス)をあなたに届けてくれます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上記の例でいくと、APIは、「ウェイター」に当たります。
あなたは、APIを介して、リクエストに対するレスポンス(商品)を受け取り、提供側のサービスを利用できます。

API連携をすることで、既存機能の拡張や、システム同士でのデータ連携が容易にできるようになります。
API連携しない場合、自社サービスに1から拡張したい機能の開発、システムの統合が必要となり、大変な開発コストがかかります。

API連携のメリット・デメリットとは?

API連携のメリット

APIについてのイメージが掴めたところで、API連携を利用することによる、利用者にとってのさまざまなメリットについて紹介していきます。

・開発コストの削減

前述しましたが、自社の既存プログラムに対して、追加したい機能がある場合、API連携によって1から開発する必要がなくなります。自社での開発工程を省略できるため、開発にかかる時間やコストを大幅に削減できます。

・サービス拡張による顧客満足度の向上

APIによって、豊富な機能を持つシステムやサービスを低価格で利用することができ、自社サービスの機能の拡張が可能となります。
たとえば、サービスにログインする際にSNSアカウントでの自動認証ログインによって、顧客のログインの手間が省くことができ、顧客満足度の向上や利用率の向上にもつながります。

・システム間で最新情報を共有

API連携によって、さまざまなプラットフォーム、アプリケーション、およびシステムが相互に接続して最新情報を共有できます。そのため、これまで
手動で各システムに情報を入力していたタスクが自動化され、連携されたアプリケーション間でスムーズなデータ共有が実現できます。
売上データと販売管理システムなど、システム間の自動連携によって入力作業が自動化されれば、業務の効率化や作業の省略化が可能となります。また、人の手を介することによるミスも防げるため、確実なデータ登録を行うことが可能となります。

API連携のデメリット(リスク)

API には多くの便利さと利点がありますが、欠点にも注意する必要があります。

・API提供元への依存によるトラブル

APIを利用する上での最大の注意点は、APIの提供元に依存することになることです。仮にAPI提供元が仕様変更をした場合、API利用者もそれに合わせて仕様変更が必要となる場合があります。また、API提供元のサービスが停止した場合は、API利用者は対応策を講じる必要がでてきます。

・サーバートラブルのリスク

APIは提供元のサーバーを通して提供されます。万が一、提供元のサーバーで不具合やトラブルが生じた場合、自社のサービスにも影響が及ぶほか、自社ではトラブル対応をすることができません。
API連携においてサーバートラブルによる不具合が発生するリスクは完全には排除できません。事前にこのようなリスクへの対処法を策定をしておくと良いでしょう。

API連携の活用事例を紹介

SNSのAPI活用事例

ここからはAPIを使ったさまざまな事例について紹介していきます。

・ユーザーのSNSアカウントでの自動認証ログイン

自社サービスに、ユーザーのTwitterアカウントの認証情報(登録メールアドレス・パスワード)を利用したソーシャルログインを導入するAPIです。ユーザーは、新規会員登録プロセスを省略してサービスの利用を開始できます。

・自社のLINE公式アカウントで特定のユーザーと双方向なコミュニケーション

自社のLINE公式アカウントを通じたユーザーとの双方向コミュニケーションをAPIによって、実現できます。ユーザーへの一方的なメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してより最適化されたメッセージを送り分けることが可能です。

ECサイトでのAPI活用事例

・ECサイトでの在庫情報管理

Amazon社が提供するAPI「Amazon MWS」により、商品や在庫情報の登録、注文情報のダウンロード、配送の確認等を可能にするアプリケーションを作成することができます。

・ECサイト上での自動決済

Stripe社が提供する「Stripe API」により、ECサイト上で、商品購入時にクレジットカード決済やスマホ決済などのさまざまな種類の決済に対応できます。

業務関連システムでのAPI活用事例

・顧客情報の顧客管理(CRM)ツールへの自動連携

名刺管理ツール(Sansan社)と自社の顧客管理(CRM)ツールを「Sansan API」で接続し、名刺管理ツールで登録した顧客情報が顧客管理(CRM)ツールへ自動連携できます。

・帳票書類のクラウドストレージへの自動格納

 顧客管理(CRM)ツールで発行した帳票書類をBox社のクラウドストレージに、「Box API」によって、発行と同時に自動格納することができます。

API連携の仕組みまとめ

今回は、API連携について解説しました。

  • 「API連携」には「ソフトウェア同士をつないで、既存機能の拡張やデータ連携する」という目的がある
  • 「API連携」には「既存機能の拡張やシステム間でのデータ連携によって、開発コストの削や自社サービスの質向上」という役割がある

この役割と目的を果たすために、最新のITサービスにどんな機能があり、自社サービスと連携することでどういったことが可能になるか把握しておくことが重要です。

Enlytについて

株式会社Enlytはベトナムに開発拠点SupremeTechを持ち、Enlytではこれまで50以上の開発プロジェクトを行ってきました。( 株式会社Enlytの実績は開発実績ページから)ベトナムと日本のグローバルなチームで、数多くのプロジェクトを成功に導いてきました。

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