Commerce Summit 2023 – デジタル時代の商業戦略と繋がりの重要性
皆さんこんにちは、Enlyt CEOの久保です。
先日、僕はビジネスと技術の交差点で行われる年次イベント、『Commerce Summit 2023』に初めて参加しました。このイベントは、僕が期待していた通りの学びの機会で、素晴らしいスピーカーから最新のe-commerceのトレンドと戦略について学ぶことができました。業界のメーカー側とメーカー側を支えるe-コマース機能提供、データ活用、ファンコミュニティ、セキュリティをされているツール提供とマーケ支援側とつながる機会を提供してくれました。
目次
イベントの詳細
Commerce Summit 2023は、6月21日から23日までの3日間、京都で開催されました。イベントは50以上の企業から250名以上の参加者が集まっていて熱気に溢れていました。エネルギーと知識が一つのスペースに結集した瞬間は、まさに息を呑むほどでした。
イベント内容
イベントの内容としては大きく分けて2つあると思います。
1. プレゼンを聞くインプットの時間
- メーカー側(売るモノ、コトをもっている企業)のグロースアップのためのツールとノウハウをメーカー以外の企業が10~30分ピッチを行う
- メーカー側が実際に行った施策の結果の公開と感想
- コマースのプロによる最新のトレンドと市場の現状についてのディスカッション
2. ソーシャライジング
写真はプログラム内、Round Table Discusionの様子です。このように交流する日もありますし、夜は2日間パーティで会場内のテーブルで食事をとる場合もあるので、その際は隣の方とゆっくりお話をする機会もありました。
僕は見た目に反しますが(いつも言われるので先に言っておきました。)大勢の中に入って話すのはあまり得意ではないので、お食事の時プレゼンを聞く時に同じテーブルになった方々とゆっくりと仕事以外のことも含めてお話できた時間がとても良かったと感じました。
割と何回かこちらのイベントに参加されている方が多かったり、コマース業界で知り合いだったりで、仲良しな雰囲気満載だとそこに入っていくのはなかなか勇気が必要なので、テーブル席が用意されていて強制的にランダムに座らされる仕組みは僕にはとても合っていた印象でした。そのため、それがきっかけで沢山の方々としっかりと深いお話ができました。
また、3日目の午後にone to oneという時間が設けられています。15分の時間でメーカー側に自分たちのプロダクトやサービスをプレゼンする時間です。
この時間にじっくりお話をするも良しですが、僕のおすすめは最終日の3日目の前にone to oneしたい人とは名刺交換を済ませて人間関係を作っておくことだと思いました。実際僕は、ある方とは初日に仲良くさせていただいて、2日目には各々のプライベートのお話までできていたので、one to oneの時間はお互いのことを知っていて今後のアクションも決まっていたので雑談で済んでしまうほどでした。
何と言っても参加者が多いです。もし次回参加する場合に自分にアドバイスするとしたら、参加されている方々の中でぜひ自分たちのことを知っていただきたいターゲットなる企業の方々は事前によりチェックをし、初日、二日目にしっかり人間関係をつくるコミュニケーションをとるということです。
イベント会場はザ・プリンス 京都宝ヶ池ホテルで、2泊3日の宿泊もこちらのホテルでした。なので、基本的にはホテルの部屋と会場の行き来でした。インドアの僕にとっては移動が楽で休憩しに部屋にすぐ戻れたのでとても良かったです。
朝食、ランチ、ディナー全てにおいて量、質ともに素晴らしくてとても有り難かったです。一部の写真を載せておきます。
セッションとハイライト
ハイライトはあえて僕が書いたメモの一部を載せました。
1日目
最初に:ZETA株式会社:https://zeta.inc/
1. ノバセル:https://novasell.com/
2 . Wovn Technologies:https://wovn.io/ja/
300万人の在留外国人に対してのアプローチとして翻訳機能
外国人ユーザーはどうやって探すのか?ー>Web検索
3. zeals:https://zeals.co.jp/
チャットコマース
4. ネットプロテクションズ:https://corp.netprotections.com/
・後払いサービス
・60万店舗導入
・メインサービス
└NP後払い
5. Repro :https://repro.io/
6. Visumo:https://visumo.asia/
・SNSアセットの活用:独自の仕組みでインスタであがったユーザーに許可をとってECに活用できる
・タグ設置だけで動画を流せるようにする
7. テレシー:https://telecy.tv/
8. セールフォースジャパン:https://www.salesforce.com/jp/
2日目
1. 株式会社Sprocket:https://www.sprocket.bz/
2. 株式会社プレイド:https://plaid.co.jp/
3. 株式会社リチカ:http://richka.co.jp/
4. コミューン株式会社:https://commmune.jp/
5. バニッシュ・スタンダード:https://www.v-standard.com/
6. ナイスジャパン:https://jp.nice.com/
7. Natee :https://natee.jp/
8. REHATCH株式会社:https://re-hatch.jp/
3日目
https://commerce.summit-japan.com/program-day3/ (こちらをみたら一覧が載ってます。運営の方ありがとうございます)
見てもらったらわかるように日にちが経つにつれて僕のメモの情報量が減ってきてますよねw
とにかくインプット量が多いです。
それに加えてプレゼンとプレゼンの合間の休憩時間にソーシャライジングが始まります。
なので、この3日間を有意義に使うためにも、初日から飛ばしすぎないこと、日頃から体力をつけておくことをおすすめします。
ここから真面目な話をすると、各社のプレゼンで思ったことはコマースという枠でも各社動画コマース、データ活用、データ整理、コミュニティ施策、支払い、といった様々なフェーズでの様々な切り口でのソリューションを提案していました。
なので、コマースといってもメーカー側にとってはまとめてソリューション提案をしてもらえる良い場になりますし、ソリューション提案側でも今後のアイデアの種になる印象でした。
僕のような開発の立場だと、業界のことも知れてどんな技術がソリューションとしてトレンドとしてあるかということの両方が知れるので、キャッチアップしておく開発とクライアントに提案すべきことがわかって一石二鳥ですね。
イベントの影響と学んだこと
コマース業界において売上を上げるためのツールや施策は多種多様に存在しますが、市場の競争が激化し、消費者の行動パターンが変化しているため、売ることが難しくなっていると感じました。
一つの要因として、インターネットの普及やモバイルデバイスの進化により、消費者の購買行動が変化していることにあると思います。
オンラインショッピングの利用が増え、消費者は商品やサービスに関する情報を容易に入手できるようになりました。その結果、競合他社との比較や価格の把握が容易になり、消費者はより選り好みするようになっています。
さらに、ソーシャルメディアやインフルエンサーマーケティングの台頭により、消費者は個人の意見や口コミに敏感になっています。口コミやレビューの影響力が高まり、消費者は信頼性の高い情報源からの推薦や評価に基づいて購買を決定する傾向があります。
よって、企業は消費者の信頼を獲得し、顧客満足度を高めるための努力が必要です。
また、競合他社との差別化も重要な課題です。同様の商品やサービスを提供する企業が増える中で、独自の特徴や付加価値を持つことが求められます。
顧客のニーズや嗜好の変化に敏感に対応し、商品やサービスの改善や新たな提案を行うことが、競争力を維持するために重要です。
したがって、売上を上げるためには、消費者の購買行動やニーズの変化に合わせた施策やツールを適切に活用する必要があります。
そのため、参加している各企業が様々なフェーズと切り口で売上をグロースさせるためのツールを提供しています。
オムニチャネル戦略の導入、データ分析の活用、顧客エンゲージメントの向上など、さまざまなアプローチがあります。
さらに、何より重要なのがメーカー側の自分たちの在り方を再定義する必要性です。それが全ての起点となり顧客とコミュニケーションを様々な方法でとっていくことが重要であると感じました。
このイベントは僕にとって、業界の最先端について学び、新たな視点を得る重要な機会でした。今後は、学んだ知識を自分のビジネスに活用し、更なる成長を目指すつもりです。
Commerce Summit 2023は、学びと交流の素晴らしい場でした。主催者の皆様、そして参加者の皆様に心から感謝申し上げます。
余談ですが、運営の方がとられた Commerce Summit でのアンケートより、3日間を通じて有意義な時間を過ごすためのきっかけをくれた方を “TOP GIVERS” として10名ご紹介していただき、そこに僕が入っていました。めちゃくちゃ嬉しいです。皆さん名前を覚えてくださりありがとうございました。
Enlytについて
株式会社Enlytはベトナムに開発拠点SupremeTechを持ち、これまで50以上の開発プロジェクトを行ってきました。ベトナムと日本のグローバルなチームで、数多くのプロジェクトを成功に導いてきました。
Enlytのオフショア開発は、アジャイル・スクラム開発を採用しています。コミュニケーションの透明化を意識してそれぞれの役割で責任の範囲を明確化しています。クライアントも含めたワンチームとして、フラットな関係で開発を進めることができます。
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