
【イベントレポート】企業の成長を加速させるブランド戦略とは?
目次
はじめに──“ブランド”って、実はこんなにも手触りがある
2025年4月17日、Enlytは福岡・博多の本社Co-Working & Co-Learning Space「Q」にて、リアルイベントを開催しました。
テーマは「ブランド戦略で加速する企業成長」。
パートナーであるRight Designさんとともに、Enlytが実際にリブランディングを経てどんな変化を遂げたのか、成功・失敗のリアルをありのまま共有する場となりました。
参加者は、地元福岡を中心に、お越しいただいた経営者・マーケター・クリエイティブ・ディレクターの方々。
少人数ながらも非常に濃い時間が流れ、あちこちで「この話、すごく参考になった」「帰ったらチームでシェアしたい」といった声が上がりました。
Enlytのリブランディング。その裏側、全部見せます
今回のイベントの核となったのは、Enlytが実際に取り組んだ「リブランディングの全プロセス」です。
スライドでは、企業価値の再定義からMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の策定、VI(ビジュアル・アイデンティティ)の決定、Webサイトへの展開、そしてキャラクター制作まで──約半年にわたる濃密な歩みが順を追って紹介されました。
特に会場の空気が変わったのは、代表・久保が自らの言葉で語った“リブランディングに踏み切った理由”の部分でした。
「自分たちのことなのに、自分たちでうまく言語化できていなかった。
だから、”ただの受託開発会社”というイメージから抜け出せずにいたんです」
この言葉に、何人もの参加者が大きくうなずいていました。
「企業の外側(アウトプット)を変える前に、内側(カルチャーや思想)を整理し直すことの大切さ。」
これは、どの業種でも通じる普遍的な課題だからです。
実際、Enlytではオンラインホワイトボード「Miro」を活用し、全メンバー参加型で「Enlytらしさとは何か?」を徹底的に対話しました。
「イケてるって何だろう?」「未来のEnlytってどんな会社でありたい?」といった、あえて抽象的なテーマについて時間をかけて語り合ったことで、
「フェア」「ポジティブ」「楽しむ」といったキーワードが自然と浮かび上がってきました。
その中で生まれたのが、現在のEnlytを象徴するステートメント。
「楽しむって、クリエイティブです。」
この一文には、仕事も、生活も、困難も、自分ごととして楽しむ。その態度が熱狂や共感を生み出す──というEnlytの思想が凝縮されています。
こうした一連の過程は、単なるブランディングを超えて、Enlytという会社の再定義そのものでした。そしてその“内面から整えるアプローチ”が、今のEnlytに新たな相談や共感を呼び込んでいる。それは、イベントに来てくれた方々にも確実に伝わっていたように思います。
ブランディングは「誰かに気づいてもらうための設計」ではない
Right Designの小川さんはこんなことを言っていました。
「“ブランディング”って言葉が一人歩きしてるけど、本質は“自分たち自身をちゃんと理解すること”。派手なロゴやデザインの話じゃない」
その言葉の通り、Enlytが取り組んだのは、会社のミッション・ビジョン・バリューを“今の自分たち”に再定義し直すことでした。
オンラインホワイトボード(Miro)を使った社内ワークショップや、メンバー同士の長時間にわたる対話。それはまさに「ブランドを創る」のではなく、「ブランドに気づく」作業でした。
ブランドが変わると、会話が変わる。相談が来る。
Enlytがリブランディングに取り組んで、最も大きく変わったのは「外からの見え方」だけではありませんでした。それ以上に変わったのは、「お問い合わせの内容」や「打ち合わせの冒頭で交わされる会話」そのもの。
以前は、開発の相談といえば、まず価格と納期の話から始まるのが常でした。
「LINEでこんなアプリを作りたい」「どのくらいで作れるか」「いくらでできるか」といった、いわば“発注者と受注者”の関係からスタートするケースが大半。そこに“Enlytである理由”は、まだなかったのです。
でも、リブランディングを経てからは、最初の一言目がまったく違うトーンに変わりました。
「Webサイトに書いてあった“楽しむって、クリエイティブ”という言葉に惹かれました」
「Enlytさんの考え方が、うちの目指してる方向性に近い気がして」
──そんな言葉とともに、問い合わせが届くようになったんです。
これはとても大きな変化です。
なぜなら、“開発という手段”ではなく、“Enlytというチーム”に共感してもらっている状態だからです。
金額や仕様といった話に入る前に、まず価値観や思想のすり合わせが自然にできる。これは、プロジェクトの成功確率を高めるだけでなく、お互いにとっての幸福度の高い関係構築にもつながります。
また、問い合わせ件数という「量」の面でも明確な変化がありました。
ブランディングのローンチ以降、月間の新規相談件数は約4倍に。
ブランドが変わることで、Enlytにしかできない役割が自然と外に伝わり始めた──。
それは、Webサイトやスライドで言語化したことだけではなく、日々のコミュニケーションの空気をも変えていったと感じています。
この変化は、おそらく多くの企業にとっても再現可能なものです。
ブランドとはロゴや色味だけでできているものではなく、自分たちの言葉で、自分たちの価値に気づき、それを丁寧に伝えることから始まる。そうすれば、相手の“受け取り方”が変わり、結果として“届く相手”も変わるのです。
イベントに参加すると何が得られるのか?
今回のイベントを通して伝えたかったのは、Enlytという会社の姿勢そのもの。
「良いものを作ることに真摯であること」
「技術だけではなく、想いと価値観を共有できる開発会社であること」
そして、
「一緒にブランドや事業を育てていくパートナーであること」
Enlytでは、今後も定期的にこうした共創型イベントを企画していきます。
もしこの記事を読んでくださっているあなたが、
- 今、開発やデザインに悩んでいる
- 社内にブランドの言語化ができていない
- 熱量の高い仲間を探している
という状況なら、ぜひ一度Enlytとつながってみてください。
最後に── “つながる” ことで何かが変わる
今回のイベントを通じて改めて感じたのは、ブランドは一人では作れないということ。
チーム、パートナー、そして「共感してくれる誰か」とのつながりがあってこそ、ブランドは生きていきます。
Enlytはこれからも、面白くて、チャレンジングで、熱狂できることを仲間たちと仕掛けていきます。その輪に、あなたも加わってみませんか?
Enlytについて
株式会社Enlytは、ベトナム・ダナンに170名以上のエンジニアが在籍している開発拠点SupremeTechを持つシステム開発会社です。オフショア開発だけでなく、国内での開発も行っており、それぞれ技術のレベルの高さ、開発の難易度などからお客様にベストな開発体制を組むことを得意としています。
WEBサイト・ECサイトの構築から、モバイルアプリ・LINEミニアプリまで、幅広くソフトウェアの開発を手掛けており、開発規模も大小様々なため、他ベンダーさまとの協業含め、チーム一丸となっての開発を心がけております。( 詳しくは開発実績ページからご覧ください。)
また、デザインリニューアルやリブランディング、マーケティングのご支援など、システム開発にとどまらず、お客様のサービスをグロースさせるためのご支援も行っております。
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