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観光だけじゃない!?システム開発拠点としてのダナン・IT業界/オフショア開発で注目の都市

株式会社Enlytのベトナム側開発拠点、SupremeTech Co.,Ltd.の上木です。
弊社はベトナム中部の都市ダナンにオフィスを構えていますが、みなさまダナンという街をご存知でしょうか?
2017年にAPECが開催され、安倍首相(当時)やトランプ大統領(当時)の訪問があってから日本でも特に報道される機会が増えてきましたが、それでも「ベトナムの観光地ダナン」「リゾート地ダナン」としてのイメージが強いのではないでしょうか。
実はこのダナン、IT分野におけるベトナム政府の重点投資先とされており、システム開発の拠点としても世界から注目されています。
今回の記事ではダナンの観光以外の側面について紹介していきたいと思います。

便利でかつ住みやすく国内外から移住先として人気

海・山・川の見える街

ダナンは北と東を海に、西を山に囲まれ、中央を南北に流れるハン川を望める自然豊かな街です。
気候区分では熱帯モンスーン気候に属し、年間を通して暖かく、気温が最も下がる1月でも平均気温は20℃を下回りません。
海に面しているため湿気はそれなりにあるものの、海風が強く日本ほどの蒸し暑さは感じないように思えます。
ハン川を挟んで、空港のある西側が市街地、ミーケビーチのある東側がリゾートエリアと分かれていて、両方合わせてもバイクでぐるっと一周できる程度の大きさの街です。

国外からのアクセス:空港が目と鼻の先

コロナ禍前は成田・羽田・関空への直行便も出ていたダナン国際空港ですが、市中心部から車で10-15分程度の距離にあることもあって、ちょっとそこまで出かける気分で出国できていました。
もちろん日本だけでなく、韓国・中国・台湾・シンガポール・マレーシア・タイ・カンボジア等からも直行便があり、東アジア・東南アジアの各国からビジネス目的の往来が絶えません。

国内からのアクセス:ベトナムの中心

ベトナム国内の移動に目を向けても、空路はもちろんのこと、車や統一鉄道を使った陸路、ダナン港からの海路と選択肢が豊富にあり、地理的にもちょうどベトナムの中心、首都ハノイと最大都市ホーチミンの中間に位置しているため、ベトナム全土から人やモノの集まるハブ的な役割を果たしています。
市内の移動は車やバイクが主となりますが、ハノイやホーチミンと比べ交通量がそこまで多くないこともあり、2大都市に住むベトナム人からは空気が綺麗だからと国内移住先の最有力候補に挙げられています。
町中の利便性は2大都市に及ばないものの生活に困らないレベルでは一通り揃い、バイクで走って回れる程度の大きさで、国内外からのアクセスに優れ、自然に囲まれて空気が綺麗なダナンは「人が生活する上でちょうどいい街」という表現が最もしっくり来るのではないでしょうか。

優秀なIT人材が育つ環境

ダナンの大学事情

ダナン市内にはダナン大学とその系列校だけで10校近くあり、その他の大学、短大を合わせるとその数は約40校にもなります。

SupremeTechのエンジニアは、

  1. ダナン工科大学(Da Nang University of Technology)
  2. ダナン師範大学(Da Nang University of Education)
  3. ダナン情報技術大学(Da Nang College of Information Technology)

の順に多くの卒業生が在籍しています。

また、弊社オフィスから徒歩5分圏内にはダナン外国語大学(Da Nang University of Foreign Language)があり、日本語学科の卒業生の多くがビジネスアナリストとしてSupremeTechで活躍しています。
どの学科も1学年辺り100名規模ですが、みな地元志向が強く、ダナンという街がそこまで大きくないこともあり、就業前からのつながりを活かしたリファラル採用が盛んに行われています。

日本とベトナムにおけるインターンシップ制度の違い

SupremeTechでも多くのインターンシップ生を受け入れています。
HR担当に話を聞く中でベトナムにおけるインターンシップが日本でのシステムと少し違って興味深かったので、ここで対比してみようと思います。

ベトナム日本
対象     卒業を控えた大学生
業界を変更したい既卒/中途
卒業を控えた大学生
期間2〜6ヶ月1日〜1週間
必須か任意か必須

専攻に関わらず、インターンシップへの参加と、参加先企業からの評価が大学の卒業要件になっていることが多い。
任意

インターンシップが大学で単位認定される場合もあるが、基本的には学業より就業が気になる人が自主的に参加するイメージ。
形式授業

事業とは別に、インターンシップ生向けのクラスが企業で用意され、講義や模擬プロジェクトを通して学ぶことが多い。
OJT

インターンシップ生向けのオリエンテーションはあるものの、基本的には実際のプロジェクトに参画し、OJT形式で学ぶことが多い。
有給か無給か無給

産学連携で企業が学びの場(授業)を提供しているというイメージが強く、無給の場合が多い。
有給

有給無給どちらの場合もあるが、最近はやりがい搾取への反発から有給のインターンシップが増えてきた。
※あくまでこれらの傾向が強いというだけで、例外もあります。

ベトナムでは全ての学生が必ずどこかの企業でインターンシップに参加する必要があるので、企業は多くの学生と接点を持つ機会が得られ、卒業後の大量採用につなげることができます。

一方で、日本とは異なり必ずしも自分の意志で参加している人ばかりとは限りません。
推測ですが、この点が理由でインターン生を実際のプロジェクトに参加させることには些かリスクがあって、OJTではなく授業の形態が多く採られているのではないでしょうか。
同じインターンシップでも国によってその在り方が違って面白いですね。

ハノイやホーチミンと比べたダナン人材の特色

人口を比較すると、首都ハノイは800万人、最大都市ホーチミンは900万人と東京に匹敵する規模なのに対し、ダナンは110万人と仙台程度の規模となっており、ベトナム第三の都市と言われる割にはまだまだ大きな差があります。
当然労働人口もそれに比例しますが、企業の数もまた比例するので競争率は同程度かもしれません。
また、企業の数が多いとそれだけ就職先に目移りしてしまうというもの。
ダナン人材の特色として離職率の低さが挙げられるのは、大都市すぎないことも一因となっていると思われます。

人件費については、日本と比べて低いのは勿論、ハノイやホーチミンと比べても低い傾向があります。
とはいえベトナム全土で言えることですが、経済成長に伴い賃金も年々高騰しています。
これまでITのオフショア開発といえばコストを削減するための手段というイメージがありましたが、今後は少子高齢化の続く日本では採用が難しい優秀な人材を多く、そして長く確保するための手段という位置づけに変わっていくことが予想されます。
そういった中で、ダナン人材の離職率の低さは日本企業にとっても大きな魅力となっていくのではないでしょうか。

ベトナムのシリコンバレーとして将来を期待されるダナン

国を挙げてダナンをベトナムのシリコンバレーへ

ベトナム政府はダナン市内の特定地域を集中IT地区に指定し、土地リース料・インフラ使用料・法人所得税などに対する各種優遇制度を呼び水に、国内外の企業による投資誘致を展開しています。

2017年にはダナンソフトウェアパークが、2020年にはダナンITパークが同地区に認定され、現在第二ソフトウェアパークの施工も進んでいます。
ベトナム版シリコンバレー化を目指すこれら政府の取り組みもあって、ダナンは2009年以降19年連続でベトナムICTインデックスランキングで1位を獲得し続けています。
ベトナム政府が長期的にかつ集中的にダナンに対してIT投資を行っていることがよく分かりますね。

スマートシティ計画でITインフラを大幅強化

ダナン市自身もスマートシティ構築計画を打ち出し、同市のITインフラに対し2019年から2025年の6年間で約100億円もの投資を進めています。
ベトナムはインターネット回線が脆弱なイメージがありますが、同計画で5Gネットワークを含むITインフラを強化し、ダナン市内の全ての企業と家庭に安定したネットワークを供給することを目指しています。
近年ITのオフショア開発先として注目されるベトナムですが、知名度の高いハノイやホーチミンよりも、ことIT分野においてはダナンこそが最も将来性のある環境と言えるのではないでしょうか。

まとめ

以上、ダナンの観光以外の側面についてご紹介いたしました。
生活の拠点としても移動の拠点としても優れており、長く働く優秀な人材が揃う環境で、ベトナムで最もITインフラへの投資が熱いダナンが、システム開発拠点として如何に有望であるかがお分かりいただけたかと思います。
その魅力が日本でまだあまり知られていないうちに、未来のシリコンバレーでシステム開発を始めてみませんか?
ダナンに開発拠点SupremeTechを持つ株式会社Enlytまでお気軽にお問い合わせください。

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