【簡単】LINEでの一斉送信のやり方と効率的な活用法
こんにちは、Enlytの久保です。
一斉送信は、現代のスムーズなコミュニケーションにおいて非常に便利な機能となっています。個人的な利用だけでなく、ビジネス的な利用でも、情報の効率的な発信において大いに役立ちます。
そもそも、LINEは日本だけでなく多くの国で圧倒的な人気を誇り、その利用者数は数億人にも上ります。このため、LINEを活用してメッセージや情報を一斉に送信することは、大規模なオーディエンスに情報を瞬時に届ける手段として非常に有力です。
この記事では、LINEでの一斉送信の方法や利用事例、注意事項について詳しく説明していますので、LINEを効果的に活用して、情報配信するヒントになれば嬉しいです。
目次
LINEでの一斉送信の方法
LINEでの一斉送信の方法は、異なるニーズに対応するため、方法がいくつかあります。以下、それぞれ詳しく説明します。
1. LINEグループを活用
LINEグループは、友達や仲間とメッセージを一斉に送信するための素晴らしい方法です。LINEグループを活用する手順は以下の通りです。
– 新しいLINEグループを作成: LINEアプリを開き、右上の「+」アイコンをタップして「新しいグループ」を選択します。
– メンバーを招待: グループ名を設定し、メンバーを招待します。招待するメンバーを選択して追加します。
– メッセージを送信: グループが作成されたら、メッセージを送信することができます。メッセージを入力し、送信ボタンをタップします。
LINEグループを使用することで、友達や仲間とのコミュニケーションを一元化し、情報を一斉に送信できます。これは特に、イベントの招待や友達との計画の共有に便利です。
2. LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、一般的にはビジネス目的で一斉送信を行うための強力なツールです。以下はその手順です。
– LINE公式アカウントを作成:公式アカウントを作成する必要があります。LINE公式アカウントの申し込みはLINEの公式ウェブサイトで行います。
– テンプレートメッセージを作成: LINE公式アカウントでは、テンプレートメッセージを作成し、それを活用します。情報やプロモーションなどのテンプレートを設定します。
– 受信者にテンプレートメッセージを送信: 作成したテンプレートメッセージを指定した受信者を選択し送信します。
LINE公式アカウントは、ビジネスプロフェッショナルにとって効果的な顧客対応ツールとなり、個人やビジネスが大規模な受信者に対して情報を提供するために使用されています。
これらの方法を活用することで、LINEでの一斉送信が簡単に行え、情報の迅速な配信が可能になります。選択した方法は、送信対象や目的に合わせて選びましょう。
3.チャットボットを利用する
個人でもグループを作らず、複数の友だち・グループに一斉送信をする方法です。
リマインくんなどのチャットボットを利用して、自分の送信したいメッセージを複数のお友だち、グループへ転送します。
※「Keepメモ」は2024年8月28日をもってサービス終了することが発表されてますのでその代替的な方法になります。
- チャットボットと友だちになる:
リマインくんのようなチャットボットと友だちになります。
- 自分の送りたいメッセージをチャットボットに送信:
チャットボット内のトーク画面で一斉送信したいメッセージを送信
- 送信したメッセージを転送:
送信したメッセージを長押しし、転送を選択、一斉送信に含めたいお友だち・グループを選択して「転送」をタップ
一斉送信の利用例
イベントの招待
まず1つ目の例として、特定のイベントへの招待を一斉送信するパターンをみてみましょう。
個人利用のLINEユーザーを同じグループ内に招待し、そのグループでのコミュニケーションの想定をしています。
以下は、イベントの招待にLINEを活用する手順とメリットを紹介します。
手順:
1. LINEグループの作成
イベントへの招待を一斉送信するために、参加者全員を含むLINEグループを作成します。このグループには、イベントに興味を持つ友達を招待します。また、グループの作成者のLINEのお友だちAさんが、Aさんのお友だちBさんを招待することが可能です。芋づる式にお友だちが増える可能性もありますので、招待するルールを決めてもよいかもしれません。
2. イベント情報のシェア
LINEグループ内で、イベントの詳細情報、日時、場所、参加方法などを共有します。テキストメッセージに加え、写真、ビデオ、Webや動画リンクを共有することで、情報を魅力的に伝えることができます。
3. 参加の意思表示の収集
LINEグループを通じて、参加者に「参加」「不参加」の回答を依頼し、出席や欠席の意思を確認します。LINEグループの機能を使ってアンケートを作成し、参加者が簡単に回答できるようにします。
4. リマインダーの送信
イベントが近づいてくると、LINEグループを使ってリマインダーメッセージを送信し、参加者に再度イベントに参加することを思い出させます。
重要なお知らせ
2つ目はLINEを使って「重要なお知らせ」を一斉送信する場合です。
こちらは個人利用でもよいですが、ビジネス利用で使われることが多い、LINE公式アカウントを使ってメッセージを送る方法を紹介します。
手順
1. LINE公式アカウントにログイン
LINE公式アカウントにログインし、管理画面より、メッセージの作成画面まで進みます。
2. メッセージの作成
重要なお知らせに関するメッセージを作成し、テキストや動画・画像・URLなどにまとめます。明瞭でわかりやすい言葉や画像で伝えることが大切です。
3. 送信タイミングの選択
メッセージを送る相手を選択したら、一斉送信タイミングを設定します。メッセージを受け取る相手がスマートフォンを使っている時間帯を考慮してスケジュールを設定します。※深夜等にメッセージの配信をしないように注意しましょう。
「あけましておめでとう」「結婚」「引っ越し」などの挨拶文
個人でLINEを使用する際、一斉送信で送りたい内容として、一番考えられるのが新年やライフイベントの挨拶文。多方面に送る際、簡単に済ませるための方法を紹介します。
手順
1. LINEのチャットボット機能を使っているアカウントと友だちになる
自動メッセージ返信機能(チャットボット機能)が使われているアカウント(ここでは、リマインくん)と友だちになります。
2. 一斉送信したいメッセージの送信:
チャットボット機能搭載のアカウントとのトーク画面で、一斉送信したいメッセージを送信します。
3. メッセージの転送
送ったメッセージを長押し、その後、転送を選択します。一斉送信したいメッセージが複数ある場合は、複数選択します。
4. 一斉送信先の選択
メッセージ選択後、転送先を選択するのですが、一斉送信をしたい友だち・グループをその際、選択します。その後「転送」をタップすると、一斉送信が完了します。
以前は「Keepメモ」を使用したやり方が多かったですが、Keep機能のサービス終了に伴い、チャットボット機能のアカウントを使用したやり方をご紹介しました。
一斉送信を行う際の注意事項
一斉送信を行う際には、プライバシーと配信の質を確保するためにいくつかの重要な注意事項があります。これらのポイントに留意することが、送信者と受信者の両方にとって良好な体験を保つために不可欠です。
1. 受信者リストの品質管理
LINE公式アカウントを利用している場合は、送信対象のリストを定期的に更新し、非アクティブなユーザーや購読を解除したいと希望するユーザーを削除します。これにより、受信者が不要なメッセージを受け取ることを避けることができます。受け取りたくないと思われる受信者も含めて一斉送信をすると、ブロック率が上がることもありますので、注意が必要です。
2. テスト送信
一斉送信の前に、テスト送信を行い、メッセージのフォーマットやURLのリンクが正常に動作していることを確認します。エラーや問題があれば修正してから本番の一斉送信を行います。特にLINEは一度配信したメッセージは開封されると送信取り消しができないツールとなっています。そのため、特にビジネス利用の際はテスト送信を自分に行い、チェックすることを心がけましょう。
3. 頻度とタイミング
過度な一斉送信は、受信者に迷惑をかける可能性があります。送信の頻度とタイミングを慎重に選択し、適切な間隔を保ちましょう。
4. ブロック方法の提供
LINE公式アカウントの場合、お友だち追加をしてもらった際、ブロックできるやり方をあらかじめ自動提示するように固定メッセージを設定しておきましょう。メッセージ受信者がこれ以上情報が必要ないと感じた場合、いつでもブロックができる旨を伝えておくことで、運用側としてもメッセージの出し分けがある程度簡単になります。
5. 個別メッセージと一斉送信の使い分け
もちろん一斉送信は効率的ですが、個別のニーズに合ったメッセージを送る必要がある場合、手間はかかりますが、個別のメッセージを送ることも考慮しましょう。
6. プライバシーと法的規制
各国や地域にはプライバシーと電子メッセージに関する法的規制が存在します。これらの法的規制を遵守し、違反を避けるために助言を受けましょう。
7. 理解しやすいメッセージ
一斉送信メッセージは簡潔でわかりやすいものであるべきです。長文や複雑な情報は避け、受信者が内容を理解しやすくすることが大切です。
8. 返信と対応
受信者からの返信や質問に対応する体制を整え、双方向のコミュニケーションを確保しましょう。
これらの注意事項を守ることによって、一斉送信をより効果的に行い、受信者の信頼を築き、プライバシーを尊重することができます。一斉送信は強力なツールですが、慎重な計画と配慮が必要です。
まとめ
LINEでの一斉送信は、情報の迅速な配信とコミュニケーションの効率化において非常に重要なツールであることが明らかです。個人利用でもビジネス利用でもLINEを活用することで、多くの利点が得られます。
以下は、その重要性と効果についてのまとめです。
一斉送信は特にビジネスの視点から見ると、新製品やサービスのプロモーション、特別なセールスイベント、重要なお知らせ、カスタマーサポート、顧客とのコミュニケーションなど、さまざまな目的に使用できます。一斉送信はコスト効率的で、時間とリソースを節約し、大規模な受信者に向けてリーチを拡大するのに非常に役立ちます。
一方、個人にとっても、特別なイベントへの招待、季節ごとやライフイベントの挨拶、友達や家族との連絡、重要なお知らせの共有、非常時の連絡など、さまざまな状況で一斉送信は非常に便利です。LINEの利用者が増えるにつれて、情報の効率的な共有も重要になることでしょう。
その際のポイントは、一斉送信を行う際にプライバシーの配慮と配信の質を確保することです。そうすることで、メッセージの受信者が送信者を信頼し、メッセージに反応する割合も増えるでしょう。必要のない過度なメッセージ配信は避け、受信者リストの品質を管理し、双方向のコミュニケーションを促進することが重要です。
プライバシーと品質を重視しながら、LINEの一斉送信を活用して、情報のスピーディな伝達と効果的なコミュニケーションを実現しましょう。
既存の自動配信機能以外の使い方をしたい場合
ビジネス利用ではLINE公式アカウントの運営を進める中で、様々な活用方法やユーザーの需要がみえてくると思います。既存の自動配信だけでは要望に答えきれなくなってくることも多々あります。そのような場合は、技術的に以下の選択肢も検討することをオススメします。
・外部開発パートナーを探す
LINEミニアプリ・LIFFの開発に専門的なスキルや経験が不足している場合、外部の開発パートナーを探すことが考えられます。ソフトウェア開発会社やフリーランスの開発者に依頼し、アプリを開発してもらうことができます。外部パートナーは専門知識を持ち、プロジェクトを迅速かつ効果的に進行させることができます。
・プラットフォーム提供サービスを活用する
LINEミニアプリの代わりに、プラットフォーム提供サービスを活用することを考えてみてください。これらのサービスは、特定の機能や目的に特化したアプリケーションを提供し、独自開発を回避することができます。例えば、Lステップ、エルメのようなLINEのメッセージ配信機能を更に細分化でき、計測できるマーケティングツールなど、用途によって、既存のSaaS(Software as a Service)ソリューションやプラットフォームを活用することで、顧客との接点を増やすことが可能になります。
・オープンソースプロジェクトを利用する
少し技術的に理解できる場合は、ソフトウェア開発の手間を軽減するために、オープンソースのプロジェクトやフレームワークを活用することができます。これらのプロジェクトは、コミュニティによって開発およびサポートされており、既存のコードをベースに活用してアプリをカスタマイズできます。
・アプリ開発プラットフォームを利用する
アプリ開発プラットフォームやツールを使用することで、コーディングの必要性を軽減できます。ローコードまたはノーコードプラットフォームを利用すれば、プログラミングスキルが不要な場合もあります。これにより、非技術者でもアプリを開発できる可能性があります。
・教育とトレーニングを受ける
LINEの開発を学びたい場合、オンラインコースやトレーニングプログラムを受講することも視野に入れてみるのも方法の一つです。LINE Developersのドキュメンテーションやチュートリアルも参考になります。新しいスキルを習得することで、自社での開発が可能になるかもしれません。
最適な選択肢は、組織のニーズとリソースに依存します。プロジェクトの複雑性やスケール、予算、時間枠などを考慮し、最適なアプローチを選んでください。
EnlytのLINE開発サポート
ここで、Enlytがお手伝いできるポイントを紹介します。
~専門知識~
当社はLINEのAPIを活用した開発において幅広い経験と専門知識を持っています。LINEログインからのユーザーID連携、基盤システムとのユーザーID連携、カスタムLINEアンケート開発、Messaging APIを活用したパーソナライズメッセージなど、さまざまなプロジェクトで成功を収めてきました。僕たちの開発チームは、最新のLINEテクノロジーに精通しています。
~サポートとコンサルティング~
僕たちのサービスは単なる開発だけでなく、LINE運用の設計やデザインも含みます。最適なアプローチや戦略を共に検討し、ビジネス目標を達成するためのパートナーとしてお手伝いします。
~カスタムソリューションの提供~
僕たちは、クライアントのニーズに合わせたカスタムソリューションを提供します。特定の課題に対処するために、LINE APIを活用したアプリケーションやボットの開発、データの統合、既存の顧客システムのアカウントとLINEアカウントの紐づけなど、ビジネスプロセスの効率化をサポートします。
~実際の実績~
▼LINEやShopifyに関する開発実績をご覧いただけます▼
・大手飲料メーカーのLINEミニアプリ
・大手小売チェーン店のポイント表示API制作
・大手小売スーパーのLINEアプリ
LINEの活用に関する質問やプロジェクトの相談について、いつでもお気軽にお問い合わせください。