【2023年最新】LINE公式アカウントのリッチメニューの作り方とポイント
この記事では、リッチメニューの基本的な仕組み、さらには作成から活用までのステップを詳しくご紹介します。
目次
LINEリッチメニューとは
リッチメニューは、LINE(ライン)の公式アカウントやビジネスアカウントが提供する、豊富な情報や機能をユーザーに簡単に提供できるツールの一つです。
LINEユーザーに対してインタラクティブで効果的な情報提供を行うために利用され、そのデザインと機能はLINEプラットフォームの一環として非常に重要です。
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リッチメニューの役割
リッチメニューは、通常、公式アカウントのプロフィール画面やトーク画面上部に配置され、ユーザーが簡単にアクセスできるようになっています。主な特徴や機能について以下に説明します。
1. 情報提供:リッチメニューは、テキスト、アイコン、ボタン、画像などの要素を組み合わせて、特定の情報を提供します。例えば、レストランのメニューや営業時間、最新のプロモーション、イベント情報、お問い合わせ先などが含まれます。
2. ナビゲーション:ユーザーが公式アカウント内で異なるセクションや機能にアクセスするためのナビゲーションツールとしても利用されます。ボタンをクリックすることで、詳細情報や特定のアクションを実行できます。
3. カスタマイズ: リッチメニューは、アカウントの管理者が簡単にカスタマイズできます。デザイン、テキスト、リンク先、アイコン、ボタンの配置などを調整し、アカウントのブランドに合わせたデザインを実現できます。
4. 対話と顧客エンゲージメント:リッチメニューを活用することで、ユーザーとの対話を促進し、顧客エンゲージメントを向上させることができます。例えば、予約を受け付けたり、質問に答えたり、プッシュ通知を送信したりするのに便利です。
5. 分析と改善: リッチメニューの使用状況やクリック率などのデータを分析し、効果的なコンテンツとデザインを見つけ出すためのヒントを得ることができます。これにより、戦略を改善し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
総括すると、リッチメニューはLINEの公式アカウント運営者にとって、効果的なコミュニケーションと情報提供の手段として不可欠なツールです。その使い方やデザインは、企業や個人がLINEを通じてユーザーと効果的にコミュニケーションを取るための重要な要素となっています。
リッチメニューの作り方
LINE公式アカウントの管理画面にアクセスし、リッチメニューを作成していきます。
今回は実際の管理画面の図解を交えながら、設定方法をご紹介していきます。
まず、管理画面のホームの左メニューから「トークルーム管理」>「リッチメニュー」を選択します。
リッチメニューの設定画面では下記2つの項目があります。
・基本設定
・コンテンツ設定
基本設定
① タイトル:管理画面で使用されるリッチメニューのタイトルを設定します。ユーザーには表示されません。
管理しやすいように、わかりやすいタイトルをつけましょう。
② 表示期間:表示する期間を指定します。期間限定などのキャンペーンに合わせて期間を設定できます。特に期間を設けない場合は、余裕を持った期間設定をしておきましょう。
コンテンツ設定
① テンプレート:希望するメニューの数や配置方法に応じてテンプレートを選びます。
② 画像:背景画像を設定します。画像は1枚のみか、リッチメニューのボタンごとで背景を変更できる2つのタイプがあります。
③ アクション:各全てのメニュー項目に外部サイトへのリンク、クーポン、ショップカードなどを設定することができます。
④ メニューバーのテキスト:リッチメニューの下部のメニューバーに表示させるテキストを最大14文字で設定できます。わかりやすく、押したくなるようなキャッチコピーを設定することをお勧めします。例としては、「お得な情報はこちら」「最新情報はこちらをチェック」「無料クーポン」などがあげられます。
⑤ メニューのデフォルト表示:ユーザーがLINEトーク画面を開いた時に、リッチメニューを表示させる場合は「表示する」を選択します。「表示しない」を選択した場合は、メニューバーのみの表示になります。
LINEリッチメニューのデザインの重要性
リッチメニューのデザインは、公式LINEアカウントやビジネスアカウントが顧客やユーザーとコミュニケーションを取る上で極めて重要な要素です。以下は、デザインの重要性について詳しく説明します。
第一印象の構築
リッチメニューは通常、ユーザーが最初に公式アカウントにアクセスする際に表示されるものです。デザインは最初の印象を形成し、アカウントやブランドに対する感情や信頼を構築します。美しく魅力的なデザインは、ユーザーにプロフェッショナリズムや信頼性を伝えるのに役立ちます。
視覚的な引き込み
魅力的なデザインは、ユーザーの視線を引き寄せ、リッチメニュー内のコンテンツや情報に注意を向けさせます。目を引く要素や色彩、フォントの選択は、ユーザーがリッチメニューを探索し、提供されている情報に興味を持つ刺激となります。
メッセージの伝達
リッチメニューは情報提供の手段であり、デザインはその情報の伝達において不可欠です。適切なデザイン要素を使うことで、重要な情報を強調し、ユーザーに伝えたいメッセージを効果的に伝達できます。例えば、特別なプロモーションや新商品の宣伝、重要なリンクの強調などが含まれます。
ブランド一貫性
リッチメニューのデザインは、ブランドイメージと一貫性を保つのに役立ちます。ブランドのカラースキーム、ロゴ、フォントなどをリッチメニューに統合することで、ユーザーはブランドを認識しやすくなり、信頼感を高めます。
ユーザーエクスペリエンスの向上
リッチメニューがユーザーにとってわかりやすく、使いやすいデザインを持っている場合、ユーザーエクスペリエンスが向上します。ユーザーが簡単に情報を見つけたり、アクションを実行したりできる場合、アカウントの利用率が高まります。
総括すると、リッチメニューのデザインは、顧客の注意を引き、メッセージを伝え、ブランドの信頼性を高めるために非常に重要です。適切なデザインは、LINE公式アカウントの成功に直結し、ユーザーエンゲージメントを向上させるのに貢献します。したがって、デザインに時間とリソースを割くことは、LINEプラットフォームでの成功に不可欠です。
LINEリッチメニューにおけるクリエイティブなアイデアとは
リッチメニューのデザインにおいて、クリエイティブなアイデアやテクニックを活用することは、ユーザーに強烈な印象を残し、メッセージを効果的に伝えるのに役立ちます。以下は、リッチメニューのデザインにおいてクリエイティブな要素を組み込むための具体的なアドバイスです。
1. アイコンと画像の活用:アイコンや画像は、情報を視覚的に伝えるのに強力な手段です。リッチメニューには、商品やサービスのアイコンを使用することで、ユーザーが迅速に理解できるように工夫できます。また、高品質で魅力的な画像を使用して商品の魅力を引き立てることも重要です。
2. カラースキームの選択:カラーは感情や印象を形成する要素の一つです。ブランドのカラースキームをリッチメニューに取り入れ、一貫性を保つことが重要です。また、特定のカラーが特定のアクションを促す効果を持つこともあります。例えば、赤は注意を引き、青は信頼性を表現するといった使い方があります。
3. フォントの使い方: 適切なフォントの選択は、リッチメニューの読みやすさとブランドの個性を表現するのに役立ちます。フォントのスタイル(セリフ、サンセリフ)、サイズ、色、太さなどを検討し、ブランドメッセージに合ったフォントを選びましょう。
4. アニメーションと動きの活用:アニメーションや動きをリッチメニューに組み込むことで、ユーザーの注意を引くことができます。例えば、ボタンがホバーされたときに微妙なアニメーションを追加することで、ユーザーの対話を促進できます。
5. レイアウトの工夫:リッチメニューのレイアウトは、情報の整理とユーザーのナビゲーションをサポートするために重要です。メニューアイテムやセクションを効果的に配置し、ユーザーがスムーズに情報を見つけられるように工夫しましょう。
6. ストーリーテリング:リッチメニューを使って、ストーリーを語ることも可能です。顧客に魅力的な物語を提供し、感情的なつながりを構築することで、ブランドの忠実なファンを育てることができます。
7. ユーザーエクスペリエンスの最適化: ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、クリエイティブなアイデアを導入しましょう。例えば、ユーザーがカートに商品を追加できるボタンを目立たせることで、購買行動を促進できます。
クリエイティブなデザインは、リッチメニューを通じて顧客との関係を深め、ブランドのアイデンティティを強調するための重要なツールです。アイコン、カラー、フォント、アニメーションなど、これらの要素を工夫してリッチメニューを魅力的で効果的なものに仕上げましょう。
LINEリッチメニューのためのツールと素材
リッチメニューデザインを行う際に、効率的でプロフェッショナルな結果を得るために使用できるさまざまなツールとリソースが存在します。以下は、リッチメニューデザインに役立ついくつかの主要なツールと素材の紹介です。
リッチメニューを作成するデザインソフトウェア
– Adobe Photoshop:グラフィックデザインのプロセスにおいて広く使用されるツールで、アイコンや画像の編集、カラースキームの調整などに役立ちます。
– Adobe Illustrator:ベクトルイラストレーションの作成に特化したツールで、アイコンやロゴのデザインに適しています。
– Canva: グラフィックデザイン初心者にも使いやすいオンラインツールで、テンプレートやアイコンを使用してデザインを作成できます。
商用OK!リッチメニューで使用できるアイコンのサイト
– FontAwesome:多くのアイコンセットを提供し、無料で使用できる高品質なアイコンが豊富に揃っています。
– Flaticon: カスタマイズ可能なアイコンセットを提供し、商用利用も可能です。
– Iconfinder:数百万以上のアイコンが利用可能で、検索機能やカスタムアイコンの作成もサポートしています。
リッチメニューのカラー選びを簡単にするカラーパレットツール
– Coolors:カラースキームを簡単に生成し、調整できるオンラインツールです。ランダムなカラースキームの生成から始め、好みに合わせて調整できます。
– Adobe Color Wheel:Adobeのカラーピッカーツールで、カラーハーモニーを簡単に作成できます。
– Paletton:カラースキームのデザインに役立つツールで、トライアドやコンプリメンタリーなどのカラーハーモニーを見つけるのに便利です。
リッチメニューの文字選びに便利なフォントリソース
– Google Fonts:数百以上の無料のウェブフォントが提供されており、ウェブプロジェクトに組み込むことができます。
– Adobe Fonts (Typekit):Adobeが提供するフォントライブラリで、Adobe Creative Cloudサブスクリプションに含まれています。
これらのツールとリソースは、リッチメニューデザインプロセスをサポートし、ビジュアルな要素やデザインの品質を向上させるのに役立ちます。デザインのプロセスを効率化し、プロフェッショナルなリッチメニューを作成するのに役立つでしょう。
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LINEリッチメニューを機能的によりリッチにしたい
ユーザーの顧客体験向上のために、情報の効果的な整理と表示、ターゲットセグメンテーション、効果的なプロモーションなどを考えたときに、より利便性の高いリッチメニューが必要となってきます。そんなときには、タブ型リッチメニューやリッチメニューの出し分けがおすすめです。
タブ型リッチメニューとは?
タブ型リッチメニューは、LINEのビジネスアカウントで提供されている機能の一つで、ユーザーに情報やアクションアイテムを簡潔かつ分かりやすく提供するためのツールです。このメニュースタイルは、タブ(セクション)ごとに異なるコンテンツを表示できるため、特に情報の整理とユーザーエクスペリエンス向上に役立ちます。
リッチメニューの出し分けとは?
リッチメニューの出し分けは、LINEビジネスアカウントを活用する上で非常に重要です。以下は、その重要性と利点について説明します。
ターゲットユーザーへの適切な情報提供
異なるターゲットユーザーグループが異なる情報やサービスに関心を持つことがあります。リッチメニューを出し分けることで、ユーザーグループごとに適切な情報を提供できます。例えば、新規ユーザーにはサービスの紹介や登録手続きを、既存ユーザーには特別オファーやキャンペーン情報を表示するなど、ユーザーに合わせた情報提供が可能です。
ユーザーエンゲージメントの向上
ターゲットユーザーグループに特化した情報提供は、ユーザーエンゲージメントを向上させます。ユーザーが自分に関連性のある情報を受け取ると、コンバージョン率や忠誠度が向上する可能性が高まります。
マーケティング戦略の最適化
リッチメニューの出し分けを活用することで、マーケティング戦略を最適化できます。特定のユーザーグループに対する効果的なキャンペーンを展開し、成果を最大化することができます
リッチメニューの出し分けは、ユーザーエンゲージメントを向上させ、ビジネスの成果を最大化するための戦略的なアプローチです。
タブ型リッチメニューや出し分けをするには?
タブ型リッチメニューやリッチメニューの出し分けは、LINE Messaging APIを使用するため、開発もしくはツールの利用が必要となります。
Enlytでは、これまで多数のLINEのLIFFアプリ開発、LINEミニアプリ開発の実績があるため、お客様のご要望に合わせた実現が可能です。
【LINE開発 実績一覧】
・大手小売スーパーのお気に入り登録店舗の実装や、既存のシステムとの連携
開発だけでなく他社が提供するツールでお客様のご要望を満たせるようであればそちらをご紹介して不必要な開発費用がかからないようヒアリングとご提案をさせていただきます。
最後に
ここまででLINEリッチメニューのデザインについて詳しく説明してきました。
リッチメニューデザインに取り組む際には、成功を収めるためにベストプラクティスを遵守し、一部の注意点に気をつけることが重要です。
シンプルさと使いやすさ、ブランドの一貫性、クリアなコールトゥアクションでメニューアイテムやボタンを通じて、ユーザーに明確な行動を促す、アイコンの使用で情報を視覚的に補完で、リッチメニューデザインを効果的に実施し、ユーザーエンゲージメントを向上させ、ビジネス目標を達成できると思います。
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