スクラム開発における「タスクボード」とは?
スクラム・タスクボードについてこんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
- スクラム・タスクボードの目的や役割がわからない
- スクラム・タスクボードの運用方法がわからない
- スクラム・タスクボードの重要性
上記のような疑問や不安にお応えしていきます。
今回の記事を読めばこれがわかる!
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☑️ 「 スクラム・タスクボード 」の目的 ☑️ 「 スクラム・タスクボード 」の役割 ☑️ 「 スクラム・タスクボード 」が無いと起こる問題 ☑️ 「スクラム・タスクボード」の導入・運用方法
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この記事を書いている私は、Enlytのマーケティングチームで働いている加藤です!今回は、スクラム・タスクボードについて詳しく説明していきます!
目次
スクラム開発における「タスクボード」とは?
スクラム開発における「タスクボード」とは?
スクラム開発におけるタスクボードとは「スプリントを最適化するために、チームメンバーが取り掛かるタスクや進捗状況を把握するもの」です。
スプリントとは、アジャイル開発において一連の開発の工程を短期間で繰り返す開発サイクルのことを表し、タスクボードはそのサイクルを効率よく回していくために欠かせないものとなっています。
タスクボードはなぜ必要か?
タスクボードの目的はスプリントのゴールに対する各チームメンバーの作業確認、進捗具合をチーム全体で把握し、作業の効率化やチームミーティングの活性化を達成することです。お互いに把握することで、チームでやるべきこと、メンバーが何をやっているのかが明確になるので協力しやすくもなります。
一方でタスクボードがないと、作業の優先順位や進捗状況を把握できないため、作業の遅れに気づかなかったり、チーム内のコミュニケーション不足に陥る可能性に繋がってしまいます。
タスクボードの導入手順・運用方法
タスクボードの導入方法
フェーズ1:管理用のボードを用意する
タスク管理をする手段として、
- 紙とペンとホワイトボード
- Googleスプレッドシート
- エクセル
- 管理ツール (Trello、Backlogなど)
といったものがあります。デジタルの方がデータの更新・共有が場所にとらわれずできるので、おすすめの手段といえます。
弊社では、Googleスプレッドシートを使用しています。
便利な点として、
- ステータス作成 (下記に詳しく説明)
- コメント機能
- ファイルの添付
- フィルタ機能
などがあげられ、多機能かつ無料で作成することができます。
フェーズ2:ステータスを作成
進捗状況を更新していくためのステージを作成します。たとえば、「To Do」「In Progress」「Review」「Pending」「Done」などのステータスを用意します。
「To Do」タスクに取り掛かっていない状態
「In Progress」作業中の状態
「Review」タスクを終えたものを管理者などに確認してもらっている状態
「Pending」タスクを一時的に保留している状態
「Done」Reviwが終わり、タスクが完了した状態
作成したステータスは、上記の順番で並べておくとわかりやすいでしょう。
タスクボードの運用方法
フェーズ1:ストーリーの作成
スクラム開発でのストーリーとは「要件」を分割したものを示します。
この作成は、ビジネスアナリスト(BA)とディレクターが行います。また作成したストーリーに優先順位を付けるようにしましょう。
フェーズ2:タスクの作成
次に、分割されたストーリーをどのように実現したらよいのかをTo Doにブレイクダウンしていきます。この作成は、エンジニアが行います。
タスク作成時の注意点は下記で詳しく説明していきます!
フェーズ3:タスクの振り分け
作成したタスクをプロジェクトマネージャー(PM)が担当者を決め、振り分けていきます。その際に、大きな仕事の偏りが出ないように考える必要があります。
フェーズ4:各自、タスクに基づいて作業の実施
作業に入ったら、進捗状況によって各自でステータスを変更します。
例えば、作業が完了したときは「Done」に、確認作業が必要なときは「Review」にステータスを変更して確認してもらいましょう。
フェーズ5:デイリースクラムを通して作業を確認
遅延タスクや緊急性のあるタスクがある場合は報告し、チーム内でコミュニケーションをとるようにしましょう。
▼デイリースクラムについてはこちらの記事で解説しています。▼
タスクボード運用で注意するべきこと
その1:全員が理解できるタスク内容
タスク内容は具体化・明確化を徹底して作成しましょう。やること、期限、担当者が曖昧なものは作業の時間ロスに繋がってしまいます。
その2:タスクボードのセキュリティ管理
タスク管理シートには社外秘の情報も掲載されています。Googleスプレッドシートやツールを使用し、共有する際は閲覧・編集権限など細かく設定し、セキュリティを保護するようにしましょう。
また、紙やホワイトボードを使用し運用する際も、関係者以外が閲覧できない場所で管理するなどの対策が必要です。
その3:他人のスケジュールを配慮
自分のタスクだけでなく、他人の進捗状況も意識するようにしましょう。メンバーの作業量が多すぎないか、遅れは出ていないか確認し、「チーム全体」で効率よく進めていくことが重要です。
その4:更新タイミング
タスクの進捗状況は、リアルタイムで更新されるのが理想です。
しかし忘れてしまったりする人も中に出てくることもあります。そういったことを防ぐために、デイリースクラムを実施し、互いの作業を確認しあうといった対策をとっていきましょう。
タスクボード運用の具体例・おすすめツール
弊社で行っているタスク管理方法を具体例として一つ紹介します!
スクラム開発のタスク管理をする上で、Googleスプレッドシートとその進捗状況を簡単に可視化できるバーンアップチャートを使用しています。
このように、1スプリントのストーリー、タスク、期限、担当者、ステータスなどが明確に記載され、管理できる仕組みになっています。
また、バーンアップチャートを作成し、見積もった工数(緑線)、実際に完了した工数(赤線)を比較し問題なくタスクを完了できているか視覚化しています。
このようにすることで、チームの進捗状況が一目瞭然です。そこから、内訳を分析し、チームの改善に繋げたり、次に生かすことができます。
スクラム・タスクボードのまとめ
今回は、スクラム・タスクボードについて解説しました!
スクラム開発におけるタスクボードには、チームが日々の進捗状況を把握し、作業を効率化していく という目的があります。
押さえるべき点は下記です。
・タスク内容を明確にする ・タスクの振り分け配分 ・他のチームメンバーの進捗状況に目を配る ・作業の進捗具合を可視化する |
ぜひ、チーム内で取り入れて実践してみてください!
Enlytでは、ベトナムと日本のグローバルなチーム構成でありながら、アジャイル開発を数多く成功させています。なにかお悩みがあればぜひご相談ください!
Enlyt について
株式会社Enlytはベトナムに開発拠点SupremeTechを持ち、Enlytではこれまで50以上の開発プロジェクトを行ってきました。( 株式会社Enlytの実績は開発実績ページから)ベトナムと日本のグローバルなチームで、数多くのプロジェクトを成功に導いてきました。
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