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【徹底解説】LINEミニアプリとLIFFアプリの違い

みなさん、こんにちは。Enlytの久保です。

このブログでは、LINEプラットフォーム上で利用可能な二つの主要な開発オプション、すなわちLINEミニアプリとLIFF(LINE Front-end Framework)アプリに焦点を当てます。これらのオプションは、LINE上で動作するアプリケーションを開発する際に選択できる道であり、各々が独自の特徴、メリット、そして適用シナリオを持っています。このブログの目的は、これらの違いを明確にし、開発者が自身のプロジェクトに最適な選択をするために必要な情報を提供することです。

このブログを通じて、大きく以下の5点を理解することができるようになります。

・LINEミニアプリとLIFFアプリの概要
・LINEミニアプリとLIFFアプリの主な違い
・それぞれがどのようなシナリオに最適であるか。
・友達登録の要否、申請・審査のプロセス、メッセージングコスト、通知元の違いなど
・開発者が直面する可能性のある具体的な選択肢の違い

最終的には、読者が自身のニーズに合った開発プラットフォームを選択するためのガイドラインを提供することがこのブログの目標です。

LINEミニアプリとLIFFアプリの概要

LINEミニアプリとは

LINEミニアプリは、LINEプラットフォーム内で直接動作する小規模なアプリケーションです。ユーザーはLINEアプリを離れることなく、ショッピング、予約サービス、ゲームなど、様々なサービスを利用することができます。これらのミニアプリは、エンドユーザーにとってアクセスが容易であり、開発者にとってはLINEの広範なユーザーベースへのアクセス手段を提供します。

LINEミニアプリの利点

高いユーザーエンゲージメント
LINEユーザーベースへの直接アクセスにより、幅広いユーザーにリーチできる。

LINEプラットフォームとの深い統合
LINEの機能を直接利用でき、ユーザー体験を向上させる。

LIFFアプリとは

LIFFアプリは、ウェブアプリケーションをLINEのメッセージングアプリ内で動作させることを可能にするフレームワークです。これにより、開発者は既存のウェブ技術(HTML、CSS、JavaScript)を使用して、LINE内でシームレスに動作するアプリケーションを作成できます。LIFFアプリは、LINEの機能(例えば、ユーザー認証やメッセージ送信)をウェブアプリケーションに統合することが可能で、ウェブベースのサービスをLINEユーザーに直接提供する手段を開発者に提供します。

LIFFアプリの利点

既存ウェブ技術の活用
HTML、CSS、JavaScriptを用いた開発が可能で、ウェブ開発者にとって親しみやすい。

パーソナライゼーション
ユーザー情報にアクセスしやすく、カスタマイズされた体験を提供しやすい。

▶︎LINEのLIFF(LINE Front-end Framework)とは?できることや開発方法について解説

LINEミニアプリとLIFFアプリの共通点

LINEミニアプリとLIFFアプリは、LINEプラットフォーム上で動作するアプリケーションを開発する際の二つの主要な選択肢であり、それぞれが独自の特徴を持つ一方で、いくつかの重要な共通点も持っています。特に、これらはいずれも現代のウェブ技術を基盤としており、開発者に対して豊富な機能とAPIを提供しています。

ウェブ技術を使用した開発

LINEミニアプリとLIFFアプリの最も顕著な共通点は、開発にHTML、CSS、JavaScriptといったウェブ標準技術を使用することです。これにより、ウェブ開発の経験がある開発者は、新たなプログラミング言語を学習することなく、LINEプラットフォーム上でアプリケーションを迅速に開発し、デプロイすることができます。これらのウェブ技術を使用することで、開発者はリッチなユーザーインターフェースを持つアプリケーションを作成し、幅広いデバイスでの互換性を確保することができます。

利用できる基本的な機能とAPI

LINEミニアプリとLIFFアプリは、LINEプラットフォームが提供するAPIにアクセスすることができ、これによりアプリケーションはLINEの様々な機能を活用することが可能になります。具体的には、以下のような機能があります。

ユーザー認証: LINEアカウントを使用したユーザー認証をサポートし、アプリケーション内でユーザーのアイデンティティを確認することができます。

メッセージ送信: LINEユーザーとの間でメッセージを送受信する機能を提供し、アプリケーションからユーザーへの通知や情報の共有を容易にします。

LINE Pay: LINE Pay APIを介して、アプリケーション内での決済処理をサポートします。これにより、商品の購入やサービスの支払いを簡単に行うことができます。

これらのAPIと機能を使用することで、開発者はLINEユーザー向けのエンゲージメントを高めることができるアプリケーションを構築できます。たとえば、Eコマース、予約システム、コンテンツ配信など、幅広い用途に適用することが可能です。

LINEミニアプリとLIFFアプリは、ウェブ技術を使用した開発と、LINEプラットフォームが提供する豊富なAPIへのアクセスという点で共通しています。これらの共通点により、開発者はLINEプラットフォームを活用して、ユーザーに価値を提供する多様なアプリケーションを効率的に開発することができます。

LINEミニアプリとLIFFアプリの主な違い

LINEプラットフォーム上でのアプリケーション開発において、LINEミニアプリとLIFFアプリは異なる特性と利用シナリオを持っています。ここでは、その主な違いについて詳細に説明します。

LINEミニアアプリとLIFFアプリの違い

友達登録の要否

– LINEミニアプリ: ユーザーはLINEミニアプリを使用するために、特定のLINE公式アカウントと友達になる必要はありません。これにより、ユーザーは追加の手続きなしにアプリケーションにアクセスし、サービスを利用することができます。この特性は、ユーザーのエンゲージメントを促進しやすくします。

– LIFFアプリ: LIFFアプリをフルに活用するためには、ユーザーが特定のLINE公式アカウントと友達になる必要がある場合があります。これは、特にアプリケーションがユーザー認証やパーソナライズされたサービスを提供する場合に顕著です。友達登録は、ユーザーとの直接的なコミュニケーションチャネルを確立するためにも利用されます。

申請・審査の要否

– LINEミニアプリ: LINEミニアプリの開発と公開には、LINE側の審査プロセスを通過する必要があります。このプロセスは、アプリケーションがLINEのガイドラインと品質基準を満たしていることを確認するために設けられています。

– LIFFアプリ: LIFFアプリの開発では、ウェブアプリケーションをLINEプラットフォームに登録することで、審査プロセスなしに公開することが可能です。ただし、アプリケーションが公開された後もLINEのポリシーに従う必要があります。

メッセージの有料/無料

– LINEミニアプリ:LINEミニアプリはLINE公式アカウントのプランと紐づきません。LINEミニアプリからのメッセージ送信は、アプリ自体から直接行われるため、その送信ルールやコストはLIFFアプリを使用する場合と異なる場合があります。

– LIFFアプリ: LIFFアプリは、メッセージ送信に関するコストはLINE公式アカウントのプランに依存します。無料プランの場合は一定の送信量まで無料で、それを超えると有料になるケースが一般的です。

メッセージの通知元

– LINEミニアプリ: メッセージはLINEミニアプリ自体から送信されますが、ユーザーにとってはそのメッセージがどのアプリケーションから来たのか明確に識別できます。

– LIFFアプリ: LIFFアプリからのメッセージは、関連付けられたLINE公式アカウントを通じて送信されます。これにより、ユーザーはメッセージが信頼できるソースから来ていると認識しやすくなります。

パーソナライズの可否

– LINEミニアプリ: LINEミニアプリは、友達登録が不要なため、ユーザーに対して高度なパーソナライズを行うことが難しい場合があります。ただし、アプリ内でユーザー情報を収集し、カスタマイズされた体験を提供することは可能です。

– LIFFアプリ: LIFFアプリは、ユーザーがLINE公式アカウントと友達になっていることを前提としているため、ユーザーのLINEプロフィール情報を利用してサービスをパーソナライズすることが容易です。

これらの違いを踏まえることで、開発者は自身のプロジェクトの目的やユーザーのニーズに最適なプラットフォームを選択することができます。

各プラットフォームの適切な使用シナリオ

LINEミニアプリとLIFFアプリは、それぞれ異なる特性と機能を持っているため、プロジェクトの目的や要件に応じて最適な選択が異なります。以下では、これら二つのプラットフォームが適している具体的な使用シナリオを紹介し、どのような場合にどちらを選ぶべきかについて考察します。

LINEミニアプリが適しているシナリオの具体例

高いユーザーエンゲージメントが求められるリテールやEコマース

LINEミニアプリは、特定のLINE公式アカウントと友達になる必要がないため、プロモーションや特別オファーを瞬時に大規模なユーザーベースにリーチできます。例えば、期間限定セールや新商品の発売告知などに利用できます。

イベントやキャンペーン管理

LINEミニアプリを通じてイベントの登録や情報提供、参加者管理を行うことができます。ユーザーは追加の登録手続きなしに、イベント情報にアクセスし、参加を表明することができます。

ゲームやエンターテイメント

ユーザーが手軽にアクセスできる小規模なゲームやエンターテイメントコンテンツを提供する場合に適しています。これらはユーザーのエンゲージメントを高め、LINEプラットフォーム内での滞在時間を延ばす効果があります。

▶︎今さら聞けない!LINEミニアプリについて事例を交えて解説します

LIFFアプリが適しているシナリオの具体例

既存ウェブサービスのLINE統合

既にウェブサイトやウェブアプリケーションを運営している場合、LIFFアプリを使用してサービスをLINEプラットフォームに拡張することができます。これにより、ユーザーはLINEアプリ内から直接サービスにアクセスできるようになります。

パーソナライズされたサービス提供

 LIFFアプリは、LINE公式アカウントとの友達関係を利用してユーザー情報にアクセスできるため、パーソナライズされたコンテンツやサービスを提供するのに適しています。例えば、ユーザーの好みに合わせた商品推薦や、誕生日に特別なクーポンを送るなどのアクションが可能です。

高度なユーザーインタラクションが必要なアプリケーション

アンケート、予約システム、顧客サポートなど、ユーザーとの対話を重視するサービスにLIFFアプリは適しています。ユーザーはLINEアプリ内でこれらのサービスを利用することができ、滑らかなユーザー体験を提供することができます。

プロジェクトの目的に応じた最適な選択の考察

プロジェクトを開始する際には、以下のような要素を考慮することが重要です。

ユーザーエンゲージメントとリーチ

広範なユーザーベースに迅速にリーチしたい場合はLINEミニアプリが適しています。

サービスのパーソナライゼーション

ユーザーに合わせたカスタマイズされたサービスを提供したい場合は、LIFFアプリが有利です。

既存資産の活用

既にウェブサービスを持っている場合、LIFFアプリを通じてLINEプラットフォームに拡張することが効率的です。

最終的に、プロジェクトの目的、ターゲットユーザー、および提供したいサービスの種類に基づいて、LINEミニアプリとLIFFアプリのいずれかを選択することが重要です。各プラットフォームの特性を理解し、プロジェクトのニーズに最も合った選択を行うことで、成功へと導くことができます。

開発上の考慮事項

LINEミニアプリとLIFFアプリの開発には、それぞれ独自の制約があります。開発プロセスを進める上で、これらの特性を理解し、適切な対策を講じることが重要です。以下では、開発プロセスにおける両プラットフォームの制約、および開発者が直面する可能性のある課題とその解決策について詳しく説明します。

LINEミニアプリの制約

公開前にLINEの審査を通過する必要があり、時間がかかる場合がある。

・友達登録が不要なため、パーソナライズされた体験を提供するのが難しい場合がある。

LIFFアプリの制約

・LINEの審査は必要ないため、いつでも公開が可能です。

・一部の機能をフルに活用するためには、ユーザーがLINE公式アカウントと友達になる必要がある。

・ウェブアプリケーションの性能やデザインがユーザー体験に直接影響する。

開発者が直面する可能性のある課題と解決策

– 対象ユーザーの理解: どちらのプラットフォームを選択するにしても、対象となるユーザー群を正確に理解し、そのニーズに合わせた機能と体験を提供することが重要です。ユーザーリサーチやプロトタイピングを通じて、ユーザーの要望を把握しましょう。

– プラットフォームポリシーとガイドラインの遵守: LINEのポリシーとガイドラインを遵守することは、アプリケーションが審査を通過し、長期的に運用されるために不可欠です。開発初期段階からこれらの要件を理解し、適宜対応策を講じましょう。

– パフォーマンスと互換性の最適化: 特にLIFFアプリの場合、異なるデバイスやブラウザで一貫したユーザー体験を提供するために、パフォーマンスと互換性の最適化が重要です。レスポンシブデザインの採用やパフォーマンステストを行い、改善点を見つけましょう。

開発プロセスにおけるこれらの考慮事項を理解し、適切に対応することで、LINEミニアプリまたはLIFFアプリを通じて、成功するアプリケーションを構築することが可能です。重要なのは、プロジェクトの目的とユーザーのニーズに最適なプラットフォームを選択し、それに応じた戦略を立てることです。

まとめ

LINEミニアプリとLIFFアプリは、LINEプラットフォーム上でアプリケーションを開発するための二つの強力な選択肢です。どちらも独自の利点と制約を持ち、特定のシナリオやプロジェクトの要件に応じて適しています。このブログでは、これらの違いを掘り下げ、開発者が自身のプロジェクトに最適な選択をするためのガイドラインを提供しました。ここでは、その主なポイントをまとめ、プロジェクトに最適なプラットフォームを選択するための最終的なアドバイスを提供します。

LINEミニアプリとLIFFアプリの選択における主なポイントのまとめ

– 友達登録の要否: LINEミニアプリは友達登録なしで利用できるため、広範囲のユーザーへのアクセスが容易です。一方、LIFFアプリは友達登録を必要とする場合があり、よりパーソナライズされた体験を提供することが可能です。

– 申請・審査プロセス: LINEミニアプリの公開には審査が必要ですが、LIFFアプリはウェブアプリケーションとして比較的簡単に公開できます。

– メッセージ送信のコスト: LIFFアプリはLINE公式アカウントのプランに基づいたメッセージングコストが関係しますが、LINEミニアプリは特定の条件下で無料でメッセージを送ることが可能です。

– メッセージの通知元: LINEミニアプリからのメッセージはアプリ自体から、LIFFアプリからのメッセージはLINE公式アカウントから送信されます。

– パーソナライズの可否: LIFFアプリはLINE公式アカウントとの友達関係を利用してより高度なパーソナライズが可能ですが、ミニアプリはこの点で制限があります。

プロジェクトに最適なプラットフォームを選択するための最終的なアドバイス

– プロジェクトの目的を明確に定義する: ユーザーに提供したい価値と体験を明確にし、それに基づいて最適なプラットフォームを選択します。

– ターゲットユーザーを考慮する: アプリのターゲットユーザーとその使用習慣を理解し、より適切なプラットフォームを選ぶことが重要です。

– 開発リソースとタイムラインを評価する: プロジェクトのリソースと開発にかけられる時間を考慮し、実現可能な選択肢を選びましょう。

– ポリシーとガイドラインを確認する: LINEの最新のポリシーとガイドラインを確認し、プロジェクトがこれらに準拠していることを確認します。

最終的に、適切なプラットフォームを選択することは、プロジェクトの成功に直結します。LINEミニアプリとLIFFアプリの両方が提供する機会を最大限に活用し、ユーザーにとって価値あるアプリケーションを構築することが目標です。開発プロセスの初期段階でこれらの要素を慎重に検討し、プロジェクトの目的に最も適した選択を行いましょう。

LINEミニアプリ、LIFF開発でEnlytがお手伝いできること

ここで、Enlytがお手伝いできるポイントを紹介します。

~専門知識~

当社はLINEのAPIを活用した開発において幅広い経験と専門知識を持っています。LINEログインからのユーザーID連携、カスタムLINEアンケート開発、Messaging APIを活用したパーソナライズメッセージなど、さまざまなプロジェクトで成功を収めてきました。それだけでなく、顧客基盤システムとのユーザーID連携の開発などLINEの枠から少し離れたシステム開発の領域も得意としております。その理由としては、受託開発事業で様々な業種のWebシステム、モバイルアプリを50プロジェクト以上対応してきた僕たちだからできることだと思います。

~サポートとコンサルティング~

僕たちのサービスは単なる開発だけでなく、LINE運用の設計やデザインも含みます。最適なアプローチや戦略を共に検討し、ビジネス目標を達成するためのパートナーとしてお手伝いします。

~カスタムソリューションの提供~

僕たちは、クライアントのニーズに合わせたカスタムソリューションを提供します。特定の課題に対処するために、LINE APIを活用したアプリケーションやボットの開発、データ統合、ビジネスプロセスの効率化をサポートします。

~お問い合わせと協力の機会~

LINEの活用に関する質問やプロジェクトの相談について、いつでもお気軽にお問い合わせください。

では、実際にLINEを活用した開発の事例を紹介します。

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