AI活用で顧客体験向上を目指す〜家族で過ごす、なにげない一日をグッドな一日に変えませんか？〜
九州を起点にホームセンターを65店舗運営し、リアル店舗での顧客体験の充実を目標にDXにも果敢に挑戦されている株式会社グッデイ様。様々なメディアやイベントでテクノロジーの活用について取り上げられることが多い同社ですが、今回は西田氏にEnlytへ開発を依頼された背景、開発着手後の感想、今後の展望を伺いました。
開発を依頼された背景
――今回開発を依頼されたサービスの概要を伺えますか。
西田氏：生成AIを用いた社内規定の自動応答チャットボットです。
社員が社内規定などを確認したい際、チャットボットで確認したい内容を質問することで、その質問に沿った回答を生成AIから自動で返信するツールになります。
元々はマニュアルで社内規定のファイルを探したり、人事総務部に直接質問していたのですが、生成AIを用いて自動応答させることにより、業務改善できるのではないかと考え、開発を依頼させていただきました。
――なぜ業務改善に生成AIを取り入れられたのでしょうか。
西田氏：弊社はDXに力を入れており、様々な技術を用いて業務の効率化や売上の向上に繋がるものを常に模索・検証しています。
そういった中で昨今のトレンドになっている生成AIをどのように活用できるか模索しており、まずは社内の業務改善のために利用し、うまく活用できれば売上向上の面でも活用できるのではないかと思い、生成AIを導入することに至りました。
――生成AIを用いた開発をするにあたり、なぜEnlytに開発を依頼されたのでしょうか。
西田氏：海外の開発企業との新たな開発手法を模索したいという点と、社内の開発チームに生成AIの開発技術の知見を貯めたいという背景があり、オフショアでの開発を検討しておりました。
複数のオフショア企業に見積もりを依頼した中で、生成AIに関する弊社からの質問に対しての回答や過去の実績から、Enlytは生成AIの開発の知見が十分にあることを感じられました。また、オフショアを検討した理由でもある社内に生成AIの知見を貯めたいという点においても、Enlytはサポート体制がしっかりしており、社内の開発チームに対するサポートに関しても手厚かったため、見積もりを依頼した企業の中からEnlytに依頼をさせていただきました。
開発着手後の感想
――実際にプロジェクトがスタートしてからの感想を伺えますか？
西田氏：技術力が高いという印象を受けました。
プロジェクトがスタートしてから1週間でプロトタイプのシステムを作成いただいたり、抽象的なものを形にするという技術は非常に高いと感じました。
実際に進めていく中で、プログラムの中身を見ても技術力の高さが伺えました。
社内に知見を貯めるという点においても、引き継ぎ作業で技術者の方と直接連絡を取り合ったのですが、問題なく進められました。
エラーへの対応も早く、私たちにとって技術的に難易度が高いものを形にするのが得意なのだろうと感じました。
――不満だった点などはありますでしょうか？
西田氏：正直に申し上げますとコミュニケーション面で多少苦労した部分はあります。
生成AIを用いているため、一つの回答に対する質問が無数にあったり、回答の内容も質問の仕方によって少し変わるなど、設計がしっかり定まっていない部分があったため、ベトナムと日本のビジネス文化の違いなどから私たちがイメージしていた回答と少し違う回答が返ってくることがありました。
ただ、技術力は非常にあると感じていますので、仕様や設計をある程度定めたものをご依頼すると高いパフォーマンスを引き出せると感じました。
今後の展望
――今後の展望を伺えますか？
西田氏：弊社はリアル店舗での顧客体験を充実させることを目標に、DIYのイベントや在庫検索サービスを提供しており、顧客体験を充実させるサービスを開発・提供しています。
そういった部分に今後生成AIを取り入れていき、お客様にとってより使いやすく便利なサービスを提供することで、顧客満足度の向上と店舗とWebの融合を目指しています。
その結果として弊社の事業が成長していき、他のサービスを生み出すという好循環になれば良いなと考えております。
クライアント企業概要
■企業名：株式会社グッデイ
■設立：1950年2月
■コーポレートサイト：https://gooday.co.jp/
